山形屋歯科 坂上医院
山形屋歯科 坂上医院 099(225)3789

入れ歯


◆ スマイルデンチャーC+・Ti+

スマイルデンチャーTi+


さて、噛む時も『ギュッ』と気持ち良く噛めて、しかも食べ物の温度がしっかりと感じられる入れ歯がご希望の場合には『スマイルデンチャーC+』『スマイルデンチャーTi+』がその真価を発揮します。


スマイルデンチャーC+


スマイルデンチャーC+は、後述する金属床義歯とスマイルデンチャーを組み合わせて作製される入れ歯です。


金属床部分には『コバルトクロム合金』が使用されます。


このコバルトクロム合金は適度な硬さを持ち、幅の狭い金属床義歯に最適です。厚みも平均1mmで作製されますので舌感もよく、食べ物の温度がしっかりと感じられ、お食事を楽しむ事ができます。


当院では、無くなった歯の数が多い患者さんには、このスマイルデンチャーC+を、おもに下の入れ歯に作製しております。このスマイルデンチャーC+は上顎の入れ歯にも、下顎の入れ歯にもどちらにでも作製することが出来ます。


その噛み心地の良さは、他の入れ歯ではなかなか実現することが難しく、多くの患者さんに喜んで頂いております。


下の写真1・写真2・写真3・写真4は、歯が4本しか残っていない患者さんに、当院で作成したスマイルデンチャーC+です。
スマイルデンチャー・スマイルデンチャーC+・スマイルデンチャーと改良を重ねて出来上がった入れ歯ですので、元の入れ歯の利点をそのまま継承し、欠点を補うように作成された入れ歯と言えます。


スマイルデンチャーC+

写真1

外観です。この症例では奥の部分に1ヶ所だけ金属のバネが使用されておりますが、これは設計上入れ歯を安定させるのに、ウイングよりバネの方が良い噛み心地を実現出来ると判断し、あえて金属のバネと組み合わせて作製しました。

このように、スマイルデンチャーC+は設計の自由度が高く、それぞれの患者さんに合った入れ歯にすることが出来ます。

スマイルデンチャーC+

写真2

裏から見た状態です。


ギュッと噛むと痛みが出そうな部分にすべて生体用シリコーンが張り付けてあるのが良くおわかりになると思います。

裏の前歯部分です。
ウイング部分は、歯にしっかりと固定出来るように生体用シリコーンは張り付けてありません。

スマイルデンチャーC+

写真3

後ろから撮影した写真です。
良く見て頂くとお分かりの様に、その構造がとてもシンプルで、入れ歯とはぐきや歯との間に食べ物が入りこむ隙間がなく装着感がとても良好なものになっています。
スマイルデンチャーの利点をそのまま受け継いでいる事が良く分かりますね。

スマイルデンチャーC+

写真4

さて、この患者さんですが、1年半程前にスマイルデンチャーC+を装着致しました。
その後、1回だけ調整のために来院されましたが、以後バッタリと姿を見せなくなりました。
最近になって久しぶりに来院されましたので、その後の様子をお聞きしました。
『日常の食事には全く支障なく、装着していても以前の入れ歯に比べて、とても楽です。』
との事で、ほっとしました。


スマイルデンチャーC+

写真6

前歯が4本のみ残っている症例にスマイルデンチャーC+を作成したものです。
この方は、両側の一番奥の歯がありません。このような状態を『両側遊離端』と呼びます。
両側遊離端の入れ歯でしかも無い歯の数が10本です。
このような症例に対して、通常健康保険で作製される入れ歯は、なかなかうまく合わずに、噛んでみると、あちこちに痛みが出て歯科医がそのつど調整に追われるといった状態になりやすい、歯医者泣かせの入れ歯になりがちなのですが、スマイルデンチャーC+では、見事に下顎に適合して良く噛むことの出来る入れ歯となります。


スマイルデンチャーC+

写真7

スマイルデンチャーC+

写真8

写真7は、この入れ歯の裏側です。入れ歯のふちの部分を出来るだけ長く設定して、この部分に生体用シリコーンが貼ってある様子が良く分かると思います。
写真8は模型に戻して、前方から見た様子です。金属のバネがありませんので審美的にもかなり満足出来る仕上がりになっています


スマイルデンチャーTi+


スマイルデンチャーTi+は、金属床義歯部分に『チタン』を利用して作製した入れ歯です。 チタンという金属は、コバルトクロムに比べて弾性があり、軽いという特性があります。また、このチタンプレート部分は0.5mm~1mmの厚みで作製されます。そのため広い範囲を覆わなくてはならない症例では、違和感の非常に少ない入れ歯になります。

当院では、歯ぐきの広い面積を覆わなくてはならない上顎の入れ歯を中心に、このスマイルデンチャーTi+を作製しています。勿論、下顎の入れ歯でも症例によっては作製可であるのは言うまでもありません


スマイルデンチャーC+

写真9

スマイルデンチャーC+

写真10

写真9は、上顎にたった2本の前歯しか残っていない患者さんに対して、当院で作製した、スマイルデンチャーTi+です。

写真10は同じ入れ歯の裏側です。このように、残っている歯が極わずかでも作製可能で、しかもきちんと噛むことの出来る入れ歯は、多くの歯を失ってしまった患者さんから大変喜ばれます。


スマイルデンチャーC+

写真11

スマイルデンチャーC+

写真12

写真11は、このスマイルデンチャーTi+を装着している最中の様子です。やはり、歯が2本しか残っていないのはちょっと寂しい気がしますね。


写真12は、お口の中に装着が完了した状態です。ウイングの色が周囲の歯ぐきと同化して目立ちにくくなっていますね。実際にお口の中に装着した状態はこのようになっています。
 これだけ唇をめくってみても、知らない人が、ちょっと見ただけでは、どこからどこまでが入れ歯なのか分かりにくい入れ歯になっていますね。


スマイルデンチャーC+

写真13

写真13は、スマイルデンチャーTi+を装着して、ちょっと微笑んでもらった状態です。
上の歯の大半が入れ歯だとは、ちょっと気づかれないと思います。
この患者さんも、スマイルデンチャーC+の項目でご紹介した別の患者さんと同じく、1回の調整でその後来院されなくなりました。
3ヵ月後に下歯の歯石取りを兼ねて来院された際、その後の様子を伺ってみましたが、どこも具合の悪い箇所もなく、以前の入れ歯では不可能だった外での食事も出来るようになり、たびたびご主人と外食を楽しんでおられるとの事でした。(ごちそうさまでした!)


次の写真14・写真15は、片側だけが歯の無い、比較的小さな部分入れ歯をスマイルデンチャーTi+で作製した症例です。

スマイルデンチャーC+

写真14

スマイルデンチャーC+

写真15

『比較的小さな部分入れ歯』と言っても、歯が4本欠損しています。このように、片側性に3~7歯が欠損している症例も、我々歯科医師にとっては、時として難症例になります。
『入れ歯で噛むのと、自分の歯で噛むのはどちらが心地よいですか?』と尋ねられたら、答えは決まっていますよね。


この症例のように左側が無い場合には、どうしても右の自分の歯で噛む方が心地よいために、『右噛み』の習慣がついてしまっているケースが非常に多いのが特徴です。左側では軟らかい食べ物を適当に噛むだけで、後はほとんど右で噛んでいます。こういった患者さんには、かなりバランスのとれた、しかも違和感の少ない入れ歯を装着してあげないと、なかなか入れ歯で噛んでくれません。


このような欠損形態の入れ歯を健康保険で作製し、その違和感の凄まじさのために、いつのまにか入れ歯の存在すら忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか?


下の写真16・写真17は、このスマイルデンチャーTi+を模型に装着した状態です。
左側のウイングはほとんど目立たず、審美性は問題ありませんが、入れ歯の安定のためには右側は金属のバネでしっかりと歯に固定されている必要があります。

こうする事により、入れ歯自体がお口の中でしっかりと安定し、入れ歯で十分に食べ物を噛みこなす事が出来るようになります。

スマイルデンチャーC+

写真16

スマイルデンチャーC+

写真17


スマイルデンチャーTi+を使った総入れ歯


さて、スマイルデンチャーTi+がそんなに気持ちよく噛める入れ歯なら、このスマイルデンチャーTi+で総入れ歯は作れないものかと考えるのは、歯を全て失った方の希望だと思います。

作れるんです。
最近の技術の進歩には目を見張るものがあります。有難い事です。


写真18・写真19は、総入れ歯をスマイルデンチャーTi+で作製したものです。


スマイルデンチャーC+

写真18

スマイルデンチャーC+

写真19


金属床義歯の利点と生体用シリコーンが見事に組み合わされ、今までにない装着感と噛み心地を実現させてくれました。
実は、この患者さんの下の入れ歯は、写真はありませんが、部分入れ歯で、スマイルデンチャーC+で作製しました。


このように、歯が沢山無くなってしまった症例では、上下の入れ歯をスマイルデンチャーC+とスマイルデンチャーTi+のコンビネーションで作製すると、今まで健康保険で作製した入れ歯を長期間使用してこられた患者さんにとっては、本当に人生が変わってしまうくらい劇的に良く噛めるようになり、食事の時間が待ち遠しくなると異口同音に、その喜びを話して下さいます。



『スマイルデンチャーC+』『スマイルデンチャーTi+』の作製をご希望の方は、御来院頂ければ、費用、設計、製作過程、出来上がりまでの期間等につき、詳しくご説明いたします。



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