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山形屋歯科坂上医院:ホワイトニング院長体験談

院長体験談HEADLINE

◆ ホワイトニング・院長体験談

私は元々『うけ口』(反対咬合)の上に歯並びはガタガタ、歯の色は黄色く、とにかく歯医者の子なのに、
歯にはかなりのコンプレックスを持っていました。

中学校の頃には、かわいい女の子の前では
決して歯が見えないように努力して
話をしていたのを今でも良く覚えています。

歯並びの矯正は20歳の頃行い、

多少『ハンサム・・ ? (^-^; 』

になったのではと勝手に思って満足していたのですが、歯の色だけはどうにもならない悩みでした。
しかし、数年前『ホワイトニング』という技術に出会い、その時
『これこそ、自分が捜し求めていた技術だ!』
と確信し、色々と自分の歯でホワイトニングを試してみました。
ここに、私自身の体験した『ホワイトニング』と苦労談の一部をご披露致します。

はい、これがホワイトニング前の私の歯です

皆様にお見せ出来るほど美しいものではありません。(スミマセン)
しかし、これだけ美しくないと、何とかしたいと毎日悩んでいた頃の私の歯の真実の姿です。

特に私の歯は、歯とはぐきの境目あたりに着色が強く、何をやっても色が良くならず、悩みのタネでした。

ホワイトニング終了後の私の歯です

御覧のとおり、かなり皆様にお見せしても、自慢できるだけの白さになってきました。

ただ、写真撮影がへたくそで撮影条件が同じなのかさえ分かりません。(スミマセン)

この歯の色は『B1』という色調で、通常では最も白く明るい色です。

現在では、私はこの色調を無謀にも

『昭和30年代生まれの世界標準』

と呼び、現在当院でホワイトニング治療をなさる患者さんの9割はこの色調になって治療を終了しています。
私の歯は『ツー・トーン』と言って、歯の先端の部分とはぐきに近い部分の色が違います。

このタイプの歯はホワイトニングが若干やり難いのですが、デュアルホワイトニングを行えばこの問題も簡単に解決します。

それにしても綺麗になったものだと自分でも関心して、見とれてしまいます。

折角、念願かなって手に入れた白い歯です。

今後は大切に管理を行なっていつも、この輝く白い歯を自慢できるようにしたいと考えています。

現在では私自身としては特に不満は無く、効果の後戻りもほとんど自覚出来ない程度の状態で良好に管理されています。

但し、私は意志が強固ですので、毎日欠かさずタバコを吸い続けています・・・・・ (-。-)y-゜゜゜

でも、タバコもコーヒーもウーロン茶も飲めない人生なんて私には考えられません。

そのかわり、寝る前の丁寧な歯磨きだけはバッチリ行っています。

それでは、それぞれの方法に関する体験を順番に述べてゆきたいと思います。

■ ホームホワイトニング

まず、最初に試してみたのはホームホワイトニングです。

米国Discus Dental社のNITE WHITE EXCELを使用しました。
自分の下の歯の型を採り、説明書通りにホワイトニング剤を歯の表面に維持させるためのマウストレーを作製しました。

これで下歯だけをホワイトニングしようという試みです。

【1日目】

説明書通りに、規定量のホワイトニングジェルをトレーに盛って、歯列に適合させました。

ここで、驚くべき事態が起こりました。

『美味しくない!!』のです。

ホワイトニングジェルがトレーの辺縁からはみだしてきて、ティッシュで拭いても拭いても『美味しくない!!』のです。

『ペッ、ペッ、ペッ!』という感じです。

 
 ホーム ホワイトニングのジェルはシリンジに入っており、一回の適切な使用量がはっきり分かるようになっています。

 これには参りました。それでも、男子たるもの、一度決心した事を投げ出すのもしゃくにさわります。

 我慢する事2時間、その間にティッシュ1箱の半分くらい使ったでしょうか?

 きっちり2時間経過後、マウストレーを外して洗面所にいって、一生懸命歯を磨いて、ホワイトニングジェルを取り除きました。

 気を取り直して鏡を見て驚きました。

 白くなっているのです!確かに白くなっていました。

『これは、なかなか良いのだけど、あの味を何とかしないといけないな!』などと考えながら床につきました。

【2日目】
 一晩寝て考えました。

 マウストレーを何とかしないといけない。

 もう一度自分の下の歯の型を採り直しました。

 過酸化尿素は歯の表面のエナメル質の水分と反応を起こすわけですから、トレーの中に唾液が侵入する必要はないはずです。

 ホワイトニング剤はジェルで粘性がありますので、この事を考慮に入れて、もう一度マウストレー(カスタムトレー)の形態を考え直して、トレーの材料もDiscus Dental社指定のものではなく、顎関節症の治療で診断用に試験的に使ってみるソフトスプリントの薄型のものを使用してみました。

 こうして、第1号の改良版マウストレーが出来上がりました。

 さて、2日目のホワイトニングは愉快でした。思った通り、ホワイトニングジェルはお口の中にはみ出してきません。

 2時間の間テレビを見ながら、マウストレーを口の中に装着したまま、煙草を吸ったり、ウーロン茶を飲んでみたりと、してはならない事を色々と試してみました。

 2時間経過する間、ホワイトニング剤は一度もお口の中にもれて来る事もなく無事2日目のホワイトニングを終了。

 洗面所でホワイトニング剤を除去して鏡を見てみると、昨日より白さが増しています。

【3日目】~【7日目】
 2日目に作製した第1号の改良版マウストレーを使用して、順調にホームホワイトニングを行いました。

 洗面所でホワイトニング剤を除去して鏡を見てみると、日に日に白さが増してきます。

 始めの頃と比べると見違える程白くなっています。
 しかし歯とはぐきの境目あたりがもう少し白くならないものかなぁという不満が残ります。(人間とはあさましいもので、白くなれば、もっと、もっとと欲張りになります。)

 そこで、これはマウストレーを改良すれば解決するのではないかと考え、懲りもせず、再び自分の下の歯の型を採り、歯と歯茎の境目あたりにホワイトニングジェルが沢山貯留するように模型処理を行い、第2号の改良版マウストレーの完成です。

【8日目】~【14日目】
 第2号の改良版マウストレーの調子もなかなか良いものでした。

 歯と歯茎の境目あたりも少しづつ白くなってゆきました。

 しかし、全体として白さを比べますと第1週ほど白さが変化しません。

 その代わり、何となく透明度が増してきます。

 最後の頃になると、歯の色自体が自然な感じになって『白さに落ち着きが出てきた。』という感じです。

 こんな感じで、自分としては納得のゆく結果でホーム ホワイトニングが終了しました。

マウストレー(カスタムトレー)について

この過程でマウストレーを3つ作製した事になります。

 現在では、この第2号の改良版マウストレーをさらに2回改良しなおして、第4号の改良版マウストレーを患者さんに作製してお渡ししております。

実はホーム ホワイトニングがうまくゆくかどうかは、このトレーの形態で決まります。

患者さんの歯並び、歯の性質等を考慮して、ホーム ホワイトニングが効率よく出来るトレーを作製出来るようになるまでには、かなりの時間と経験が必要です。

『再着色』と『効果の後戻り』の観察

さて、その後、色の後戻りを観察しました。

 まず、吸ってはいけないタバコは今まで通り吸い、避けたほうが良い飲み物や食品、たとえばコーヒー・紅茶・日本茶・ウーロン茶・赤ワインは飲み放題、着色剤配合の各種食品も何も気にせずに普段通り食べました。

 Discus Dental社のNITE WHITE EXCELでのホーム ホワイトニング後のお手入れの項目は完全無視という状態での経過観察です。

 最初の変化に気付いたのは、ホーム ホワイトニング終了後1週間後の頃です。

 何となく歯の表面がうっすらと着色してきたなという感じでした。

 その後、毎日連続的に歯の色が元に戻るような気がして、2ケ月が過ぎた頃、歯の表面にはタバコによる沈着物が溜まり、かなり美しくない状態です。

 ここがポイントですが、この色の変化が、ホワイトニングの効果の後戻りなのか、それとも、ただ歯の表面に色素が沈着しただけなのかという判断をしなくてはなりません

 自分の歯にPMTC(色々な器具、歯磨剤を併用して歯の表面の汚れを落とす、歯の大掃除と思って下さい。)を施しました。

 この歯の大掃除をした後、鏡を見てみました。

 ホーム ホワイトニング終了時と大して変わらない、白い歯のままでした。

 ホーム ホワイトニングの持続期間から考えると当然の事なのですが、ここで私の感じた事は、 ホワイトニング後の管理の重要性でした

 さて、その後はマニュアル通りの歯の管理(早い話が歯磨きの事)を行いました。

 ホワイトニング後に必要な追加の歯磨きは、夜の歯磨き時間が1~2分延長する程度で、たいした手間はかかりません。

 専用の歯磨き剤があるので、これで磨くだけの事です。

 この専用の歯磨き剤は研磨剤が配合されていません。薬効成分により、その日に歯に沈着した着色物を効率的に除去してくれるのです。

 でも、この効果は抜群でした。以後は歯の沈着物が激減して、かなりきれいな状態が維持されております。この管理をはじめてから歯の着色が殆どなくなりました。

患者さんに、時々

私は毎日タバコを欠かさずに吸っているんですよ!

『1日たりとも吸い忘れた日はありません。』

と言って、歯を見せますと、

『どうしてそんなに白いんですか?』

と必ず驚かれます。

 『極秘の方法があるんですよね!

と笑顔で答えて、さらに興味のありそうな質問をしてこられる患者さんには、丁寧にホワイトニングの説明をしております。

私は、今38歳です・・・・・ ( ̄。 ̄;)

 嘘です。本当は55歳です・・・ (・_・、)" 

 残念ながら、年齢的にも歯の色に変化が起こっている時期です。

 でも歯が白くなるのは楽しいですね。

 現在、毎日丁寧に管理をして白さが長持ちするように努力していますが、この歯磨きもなんだか楽しくて、心がウキウキします。

 丁寧に磨いて、歯が白いのを確認する事が、今、私の密かな楽しみになっています。

■ オフィスホワイトニング

次に体験したのがオフィス ホワイトニングです。

前述の様に、下の前歯はホーム ホワイトニングを行い、管理されている状態で、ホワイトニング終了後7ケ月目頃の事でした。

ホワイトニングには米国Beyond Technology社の『ビヨンド・ホワイトニングシステム』を使用いたしました。

このシステムでは上下の前歯を一度に出来るので便利です。

まず、口に専用の開口器をセットして、薬液が歯牙以外にくっつかないようにしました。

次に、歯と歯茎の境目に歯肉保護剤を塗布して硬化させます。

開口器をセットした時、唇がちょっと引っ張られるような感じがしますが、痛いというほどのものではありません。

この開口器はセットした後は噛んでおけば良いので、非常に楽にオフィス ホワイトニングを楽しむ事ができました。

 その後、ホワイトニング剤を歯の表面に塗布して、『ビヨンドライト』という光照射加熱装置で、歯の表面に光を10分間当てます。

 この装置から出る光は、暑すぎず、程よい熱感で、歯の表面を優しく包み込んでくれるような感じでした。

 最初の10分が終了した後、ホワイトニング剤を吸引除去して、新しいホワイトニング剤を塗布して、再び光照射を10分。

 これを合計3回で30分間のホワイトニングを行いました。
 
 そうですね。全部で40~45分程度で終了したと思います。

 正直に言って、あまりの気持ち良さに居眠りしてしまいましたので、時間の経過はさほど気になりませんでした。

 開口器を除去した後、歯ブラシでホワイトニング剤を完全に除去しました。

 鏡を見て驚愕致しました。
 
『人間の歯とは、こんなにも短時間で白くなるものなのか!』
 
 と内心、目からウロコが落ちたような気分です。

 この後、鏡でじっくりと自分の歯を観察しました。

 上の前歯の白さは素晴らしいものです。

 週刊誌に載っていたスポーツ選手の白い歯を思い出しました。

 さて、ここからが問題ですが、オフィス ホワイトニングで白くした歯の色は、俗に『チョーキー・ホワイト』(ちょうど、黒板を白いチョークを使って塗りつぶした時の様な白さ) と呼ばれます。

 でも、鏡でちょっと見ただけでは何の違和感もありません。

 唇をめくって、歯の表面を乾かして、良く観察してみますと、歯の表面にホワイトニング剤を塗布した刷毛の後がほんのわずか残っており、これが幾重にも重なっているような感じに見えました。

 しかし、これは後に述べるデュアルホワイトニングで簡単に解決しますし、別にその後、何もしなくても白くなった歯には何の違和感もありません。

下の前歯ですが、これは半年前にホーム ホワイトニングを行い維持管理している状態でオフィス ホワイトニングを行った事になります。

 どうなるのか楽しみでした。

 まず、色ですが、若干白くなったかなという感じです。

 当然ホーム ホワイトニングの効果がまだまだ残っていますので、こんなものかなと思いました。

 ところが良くみると、歯の透明度がグンと増しているのです。

 白さに深みが増し、全体として落ち着いた感じの白さになっています。

 ちょうど、ホーム ホワイトニング終了時の歯の状態、いやそれより透明度が高く、自然な感じになっていました。

 オフィス ホワイトニングの新しい使用法を示唆するかのように輝いていました。
 
 さらにびっくりした事がありました。

 私の左上の糸切り歯は、中の神経が死んでしまっており、そのために、はっきり言って歯が茶色く染まっているような状態でした。

 ホワイトニングでは、このような歯を白くすることは出来ない事になっています。
 ところが、この糸切り歯の茶色がかなり薄くなっているのです。

 我が目を疑いました。

『絶対にこんな事はありえないはずだ! でも実際に色が薄くなっている。』

 学術的には起こらないはずの事が起こっているのです。

 ちょっと頭が混乱しました。しかし、ホワイトニングのメカニズムにはまだ解明されていない部分が残っています。

 この、まだ解明されていないシステムの作用で歯の茶色が薄くなったのだろう、と自分自身を納得させました。

 さても、人間とはあさましいもので、白くなれば、もっと、もっとと欲張りになります。

『この白くなった上の前歯をもっと白くしたい!』

『この色の薄くなった糸切り歯をもっと白くしたい!』

 ということで、選択肢が2つありました。

 ひとつはオフィス ホワイトニングを繰り返す事、もうひとつはデュアルホワイトニングという、オフィス ホワイトニングとホーム ホワイトニングを併用する方法です。

■ デュアルホワイトニング

色々考えたあげくデュアルホワイトニングを試してみることにしました。

上の歯の型を採り、先に述べました『第4号改良版マウストレー』を作製して、2週間のホーム ホワイトニングに挑戦しました。

ホーム ホワイトニングの方法は前述の通りです。

この結果、上の前歯は、思った通り『チョーキー・ホワイト』から透明感のある自然な感じの白さに、見事に変わりました

あの茶色かった糸切り歯は、茶色の名残はあるもののも歯列全体から見ると、ほとんど違和感のない白さにまで変化していました。

現在は管理を丁寧に行い、順調な経過で白さが維持されて、私自身としてはとても満足のゆく結果となっております。

このデュアルホワイトニングはホーム ホワイトニングとオフィス ホワイトニングを組み合わせておこなうのですが、この組み合わせ方にもちょっとした『コツ』のようなものがあります。

患者さんの歯の色に合わせて、オフィス ホワイトニングのタイミングやホーム ホワイトニングの期間などを細かく設定しますと、かなり効果的なホワイトニングが出来ます。

現在では、色調の濃い方には出来るだけデュアルホワイトニングをお勧めしています。

そのほうが、『管理』という点で、長い目でみれば結局は安価で管理し易いホワイトニングが出来るからです。

『ホワイトニング』は、ここ10数年で開発・発達してきた技術です。

現在でも、大学の歯学部では『ホワイトニング』の講義は行なわれていませんし、専門の講座もありません。

文献や専門書籍もとても少なく、死に物狂いになって資料を探し、この『ホワイトニング』の基礎知識と技術の習得に明け暮れました。

特に『ホームホワイトニング』の技術の習得と、痛みの殆ど無い『オフィス ホワイトニング』のテクニック習得には、かなり苦労しました。

私自身が『ホワイトニング』を行なった際には全く無かった事ですが、ホワイトニング時には、人により治療中に痛みを訴えたり、後から知覚過敏が出たりする場合があります。

これが、なぜ人によって違いがあるのか、

ほとんどの方に不都合な症状が出にくいようにするにはどうしたら良いかについて、

文献を読みあさり、知人に協力してもらいながら試行錯誤を繰り返しました。

苦労の甲斐あって、痛みも殆どなく、私としてもやっと満足出来る『ホワイトニング』治療を皆様にご提供できるようになりました。

今後は、歯の色にお悩みの多くの皆様に、この私の技術を御提供出来れば幸いです。

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