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コンフォート義歯HEADLINE

『コンフォート義歯』
はバイテック・グローバル・ジャパン
が開発・作製した
『生体用シリコーン裏装義歯』
の正式名称です。

 当院では、現在御使用中の『噛むと痛い入れ歯』に、医療用生体用シリコーンゴムに非常に性質の良く似た材料を貼り付けて、『生体用シリコーン裏装義歯』での噛みごごちの素晴らしさを疑似体験して戴いております。

 通常、この擬似体験をして頂いた後に『生体用シリコーン裏装義歯』作成するかどうかを決めて頂いております。

 当院での生体用シリコーン裏装義歯作製希望の方は、必ず、
現在使用中の『噛むと痛い入れ歯』をご持参下さい。

 
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わずか10数年前に開発・実用化された
『コンフォート義歯』ですが、
最近では、この『コンフォート義歯』もすっかり皆様お馴染みの義歯となり、
皆様からも沢山の御質問、お問い合わせを
頂くようになりました。


平成19年9月7日号の『週刊朝日』に特集記事として
医療特集『快適な入れ歯治療(コンフォート)』が掲載されました。

この中で
『山形屋歯科坂上医院』

鹿児島のコンフォート義歯の専門取り扱い医療機関
として紹介されました。

 

いままで、何回も義歯を作り直してみたけど、義歯がはぐきに当たって痛い!

『ギユッ』と噛み締めることが出来ない!

もっと食べ物を力強く噛み締めて食べてみたい!


いまだに、毎日、そんな事を考えながら
暮らしていらっしゃる方が、おられるのではありませんか?


生体用シリコーン裏装義歯は素晴らしい入れ歯ですよ !!

 

以前、インプラントを植立して、なんらかの不都合で、
このインプラントを除去しなくてはならなくなった方のはぐきは、
多量の骨を一緒に除去されている為に、
義歯の安定が非常に悪く、苦労なさっている方が大変多いようです。

どんなに素晴らしいインプラントでも、
その施術がうまくゆかなかったケースの末路は悲惨・苦悩でしかないようです。


そんな方にも、この生体用シリコーン裏装義歯は優しくフィットして、安心して食事を楽しむ事ができます。

 

生体用シリコーン裏装義歯はいろいろな会社や研究所で開発実用化されています。
株式会社 臨床補綴技工研究所の『フェアリー』
有限会社ハイテックの『生体用シリコーン裏装義歯』
Kデンチャー研究所の『Kデンチャー』
なども、入れ歯の裏面に生体用シリコーンを貼り付けた入れ歯です。

でも、『コンフォート義歯』と呼べるのは
株式会社バイテック・グローバル・ジャパン
が、研究・開発し実用化した生体用シリコーン裏装義歯だけです。

■当院での症例

 何回『入れ歯』を作ってもらっても、噛むと痛い。

 何回調整してもらっても、その時には良くなったような気がして、帰宅して食事をとってみると、今度は別の場所が当たって痛い・・・・・・もう10年近くこんな事を繰り返してきました。

 下の写真はそんな患者さんに、当院で作製した、金属床生体用シリコーン裏装義歯です。

 『金属床義歯』のページで御紹介しましたように、この義歯に使用した金属はコバルトクロム合金です。
 
 この症例では、お口の中に残っている歯が丈夫でしたので、この残りの歯にバネを掛けて、かみ合わせる力をバネとコンフォート加工部分の両方に分散して負担するという形で義歯を作製しました。

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 上の写真は『はぐき』に接する部分です。
 この部分に『生体用シリコーン』が貼り付けてあります。
 ちょうど、硬い義歯と軟らかい粘膜の間にクッションの役目をする層があると考えて下さい。

下の写真では、入れ歯の外側に、入れ歯の硬い材料と生体用シリコーンの境目が見えているのがお分かりになると思います。

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 さて、この患者さんのはぐきは元々若干痩せぎみだったため、普通の入れ歯では、お口の中で少しでも動くと、痛かったり、傷が出来たりして、ほとんど噛めない状態になります。


私も、最初は健康保険で義歯を作り、調整を繰り返してみましたが、全くのお手上げ状態で、調整しても調整しても、1週間も経たない内に別の位置に傷を作って来院されます。

「削りすぎたかな?」と思ったら、お口の中で入れ歯の下に新しい材料を追加(裏装)して調整してみます。   すると、その日は納得されて帰宅されます。

しかし、しばらくすると、またあっちが痛い、こっちが痛いといって削っては、また削りすぎての堂々巡りを1年以上繰り返しました。


そこで、思い切って患者さんに、この『生体用シリコーン』を裏打ちした金属床義歯を作製する事をお勧めして、了解を得て、約1ケ月かけて、義歯にいろいろな操作を加えて完成にこぎつけました。

装着の日、
『先生、全然痛くありません!』
と大喜びをされました。

『義歯は必ず調整が必要です。』とお話しして、次回の予約をとったのですが、当日来院されません。

どうしているのかと心配しておりました所、2週間くらいたってから、急に来院されて、曰く、

すみません。あまりにも調子が良くて、義歯の調整に来院するのを忘れていました。お口の中全体で物をしっかり噛むことが出来て、久しぶりに食事が気持ちよく出来ています。』

との事で、安心しました。


お口の中を良く観察してみますと、どこにも傷が見当たりません。

1ケ所だけ気になる場所があるとの事で、その部分を少し削って調整しました。

今度から少しでもおかしかったら、直ぐに来院して見せてくださいとお話して、帰ってゆかれました。


あれから、もう長い事、この患者さんに会っていません。

いつも、『痛い、痛い』と飛び込んでこられていた患者さんが急に来なくなると、不思議なもので、少し寂しい気持ちになります。


つい先日、娘さんが来院されましたので様子を聞いてみると、
『母は、入れ歯の話は何もしません。先生の作って下さった義歯で、食事もおいしそうに食べていますよ!』
との事でした。


ともあれ、この生体用シリコーン義歯の威力の素晴らしさには脱帽でした。

次は、総入れ歯の症例です。

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 この写真は、当院に来院前に使用していた義歯です。

この患者さんの『入れ歯お悩み歴』は15年と長く、やはり、調整しても調整しても痛くて噛めない状態が長期間続いて、もうどうしようもなくなっていた状態の時、当院を紹介されて受診された患者さんです。


まず、入れ歯をみた時『これはまずいな!』と思った点がありました。

下の写真を御覧下さい。

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 もう、顎関節症・スマイルデンチャー・金属床義歯のページを御覧になった方には直ぐにお分かり頂ける事と思いますが、この患者さんにも
『症状局所限局型』の顎関節症がありました。


今まで使っていた義歯を治療用義歯に転用して、約3ケ月かけて、生理的に適当と思われる下顎の位置を探しました。


入れ歯の奥の高さが高いのは、その時にプラスチックを噛み合わせる面の上に追加して、左右の噛み合せに関係する筋肉群のバランスを整えた名残りです。
良く見ると、相対的に前歯が低い状態ですので、この義歯をお口の中に入れて、噛んだ状態で舌を出す事が出来ます。


この状態になって始めて、義歯が義歯本来の機能を発揮できる状態になりました。

始めの段階から『生体用シリコーン裏装義歯』の説明をきちんとしてありましたので、この状態で型採りを行い、約1ケ月で、新しい生体用シリコーン裏装義歯が完成しました。

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上から見た写真です。
新しい生体用シリコーン裏装義歯です。
入れ歯のピンクのプラスチックと
生体用シリコーンの境目が解りますね。

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奥歯の高さも適切な状態になっており
ピンクのプラスチックと
生体用シリコーンの境目がはっきり
ご覧戴けると思います。

裏側から見た写真です。
はぐきと接する部分は前面に渡って
生体用シリコーンで覆われています。
生体用シリコーンの厚みは0.75㎜です。
内側の部分は、やはり延長して
顎舌骨筋線の窪みに入れ込んで
義歯の動揺を少なくするように工夫しました。

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 この患者さんは『生体用シリコーン裏装義歯』が出来上がるのを、一日千秋の想いで待っておられました。
 装着した瞬間、やはり第一声は、

 『先生、どこも痛くありませんこれでやっと物が噛めるようになります。以前義歯を作った時には、いつも、初めから痛くて痛くてたまりませんでした。こんなに軽い感じのする入れ歯は初めてです。』

 と喜んで頂けました。


さて、この患者さんは遠方から来院されるため、この『生体用シリコーン裏装義歯』調整の為の予約を1週間後に取って帰宅していただきました。

一週間後、来院された時、
『先生、痛くないので、右でも左でも奥でも前でも自由自在に噛むことができます。』

との事。

一ヶ所だけ噛み合わせが高いような気がするとの事でしたので、その部分を僅かに調整しました。

『今後は豆類(ピーナッツなど)やお漬物(たくあん漬けなど)の以前の義歯で全く噛めなかった食品をどんどん食べて、新しい義歯で噛む訓練をして下さい。』

とお話ししたところ、
『分かりました、噛めそうな気がしますので色々試してみます。』
と嬉しそうにおっしゃって、帰ってゆかれました。


この患者さんにも、それっきりお目にかかっておりません。

本当に不思議な感情ですが『自分の役目が終わって、患者さんが楽しく食生活が送れるようになったら、自分はもう用済みなんだな!』と感じると、嬉しくもあり、寂しい気持ちにもなります。

生体用シリコーン裏装義歯を装着するたびに、これが『歯科医師の仕事なんだな!』と複雑な心境になります。

このように、この『生体用シリコーン裏装義歯』を装着した患者さんは必ず、

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  噛み締めてもどこも痛くない。
  ◎ 入れ歯がかるい。


 とおっしゃいます。

 そして、今までとは全く異なった食生活が送れるようになって、人生が楽しくなったと話して下さいます。

 この素晴しい『生体用シリコーン裏装義歯』とはどのような義歯なのでしょうか。

いままで、何回も義歯を作り直してみたけど、義歯がはぐきに当たって痛い!

『ギユッ』と噛み締めることが出来ない!

もっと食べ物を力強く噛み締めて食べてみたい!

なぜ、義歯で噛もうとすると痛いのでしょうか?

食べ物を噛む時、自分の歯と入れ歯との大きな違いは、噛む力を受け止める部分が異なるという点です。

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自分の歯の場合

 左図のように、自分の歯で噛んだ場合には、その噛む力は歯を支える骨との間にある『歯根膜』で受け止めます。

 歯の根はアゴの骨に通じていて、この『歯根膜』がクッションの働きをしています。このため、噛んだ時の力は、この『歯根膜』によってその衝撃が弱められアゴの骨に無理の無い状態で伝えられます。

 

入れ歯の場合

これに対して、入れ歯は噛んだ力は、直接『はぐき』が受けることになりますが、このはぐきは元々噛む力を受け止める為の組織ではありません

その下方にはアゴの骨があります。

従って『はぐき』は入れ歯のプラスチックとアゴの骨との間に挟まれることになります。

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 ここがポイントになるのですが、歯科医は入れ歯を作るための型をとる時には、
 はぐきの型をとっているだけで、その内部のアゴの骨の形態は型には出てきません。

 ですから、『ピッタリ合った入れ歯』が出来上がった状態でも、右上図のようにアゴの骨がとがったり、デコボコしていたりする部分には、強い力が加わる事になり、粘膜がダメージを受けて、その結果として『噛むと痛い』という状態になります。

これでは、アゴの骨がとがったり、デコボコのある方に、どんなにベテランの歯医者さんが心血を注いで入れ歯をつくっても必ず、噛むと痛い部分がでてくることになります。

これが、何回入れ歯を作り直しても痛くて噛めない理由です。

入れ歯を使うすべての人々に
“噛みしめられる生活”を!

 でも、ただでさえ、軟らかいはぐきの上に硬い入れ歯が乗る…これは当然痛いのが当たり前ですよね。

 やっぱり「痛い」「噛めない」「はずれやすい」というのが、入れ歯の常識でしたよね。

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irebaba.jpg(13273 byte)  これを何とかしようとして、薬局で市販されている入れ歯安定剤を買ってきて、入れ歯に貼り付けて使用すると、暫くはそのクッションの作用で、痛みを感じず、安定した状態になるかのような錯覚に陥ります。

 しかし、数日おきに、また入れ歯安定剤を交換しなくてはならなくて、とても面倒ですよね。

 しかも、この『入れ歯安定剤』は歯科医の管理の元に使用されることなく、患者さんの都合のみで用いられます。

 この状態での使用は、知らず知らずの内に顎の骨の吸収を促進し、やがて顎の骨はどんどん痩せてゆきます。

 こんな事を繰り返していたらはぐきに悪影響がでてくるのは目に見えています。

もう、そろそろこんな生活にサヨナラしませんか?

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入れ歯の内側に医療用生体用シリコーンゴムごく薄く張り付け
そのクッション性により痛くない入れ歯を作ることが出来ます。

『コンフォート』とは、歯槽骨と粘膜の保護を第一に考えた、
義歯の粘膜面裏装加工技術
です。


 どの患者さんにもお勧めですが、特に痛みのある患者さんには最適です。

 新しく入れ歯をつくられる場合や、
今ご利用の入れ歯に加工することができます。

 生体用シリコーンによって、入れ歯のクッション性と密閉性を大幅に向上させることで、「痛い」「噛めない」「はずれやすい」という従来の入れ歯の常識を覆しました。

『コンフォート義歯』はバイテック・グローバル・ジャパンが開発・作製した
『生体用シリコーン裏装義歯』の正式名称です。

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では、市販の入れ歯安定剤とどうちがうのでしょうか?

硬い入れ歯の裏面を生体用シリコーンというクッションで覆う、全く新しい入れ歯の技術です。

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 生体用シリコーンの弾性が、入れ歯でグッと噛んだときの歯ぐきにかかる負担をやわらげ、驚くほどの吸着力を発揮します。

 生体用シリコーンは適度な粘りがあるので、ハグキにピッタリと吸着します。

 食べ物が挟まりにくく、落ちたり、外れたりしにくくなります。

 これまでの実績では、4年以上の利用でも、生体用シリコーン部分の変色や剥がれは見られないと報告されています。

 長期間安心してご利用いただけるよう、コンフォートには材質の劣化やはがれについて、3年間の保証が付いています。

「痛い・噛めない・外れやすい」といった、従来の入れ歯の悩みを解消するとともに、あなたの歯ぐきをやさしく守ります。

 コンフォートは医療に用いられる、生体用シリコーンを使用。その軟質・粘弾性によって噛む力を分散させるため、歯ぐきに伝わる圧力を軽減。
 部分的および全体的な痛みを防ぎます。

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 また、噛む力を効率よく食べ物に伝えるという一体整形技術によりぐっと噛みしめることができ、イカのような噛み切りにくいもの、温野菜のような歯ですりつぶすものなど、食べる楽しみを満喫できます。

■生体用シリコン裏装義歯義歯の利点

  ①  生体の血液や体液などの組織液によって変性しない。
  ②  周囲組織に炎症を起こさず異物反応がない。
  ③  発癌性がない。
  ④  アレルギー反応や過敏性を起こさせない。
  ⑤  組織内に長時間さらされても、抗張力や弾性などの機械的性能の劣化がない。
  ⑥  滅菌操作により変性しない。
  ⑦  加工、造型が容易である。
  ⑧  軟組織用材料として十分な柔軟性をもつ。
  ⑨  痛くないので『ギユッ』と噛み締められる。
  ⑩  入れ歯がはずれにくく、使用感が良い。
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コンフォート義歯は、
入れ歯の内面に「やわらかいガムのような素材(生体用シリコーン)」がはってあり、これがクッションの役割をはたし
食事を痛くなく快適に取ることができます。さらに、吸着力も抜群であり、

長い時間入れ歯を入れていても疲れません

 この生体用シリコーンは、コンタクトレンズや心臓のペースメーカーのチューブでも使用されており、安全な素材です。

 現在使用中の入れ歯でもある程度顎の形にあっている入れ歯であれば、生体用シリコーンを貼り付けるコンフォート加工は可能です。

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 生体用シリコーン裏装義歯の詳細につきましては、皆様の主治の歯科医の先生にご相談下さい。

 当院での作製をご希望の方は、御来院頂ければ、費用、設計、製作過程、出来上がりまでの期間等につき、詳しくご説明いたします。

 尚、当院では、現在御使用中の『噛むと痛い入れ歯』に、この医療用生体用シリコーンゴムに非常に性質の良く似た材料を貼り付けて、『生体用シリコーン裏装義歯』での噛みごごちを疑似体験して戴くことができます。

 通常、この擬似体験をして頂いた後に『生体用シリコーン裏装義歯』を作成致しますので、御希望の方は現在使用中の『噛むと痛い入れ歯』をご持参下さい。

 『生体用シリコーン裏装義歯』を作製なさるかどうかは、この疑似体験の後にゆっくり考えて、決めて戴いて結構です。

 

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